「古いから値段はつかないだろう」──そう思って眠らせている古いカメラやレンズ、いま価値が見直されているかもしれません。新宿 北村写真機店 Re-pro Center の辰己さん(買取・販売歴28年)に、価値が動いている機材と、専門店の査定で大切にしていることを聞きました。
なぜ今、古いカメラの価値が見直されているのか
背景にあるのはレトロブームです。若い世代にとって、ザラついた粒子や白飛びは「綺麗に撮れない欠点」ではなく「他と違うエモい写り」として新鮮に映ります。さらに、デジタルの画質が天井に達し、「そこまでのスペックはいらない」という声も出てきました。こうした価値観の変化が、古い機材の相場を動かしています。
(辰己さん)当時は高画素のデジカメが人気で、それより画素数の低い中古のデジカメは売値が下がりがちでした。ところが今は、高画素以外の要素——たとえばデザインやサイズ、当時の開発の中で搭載された独自の機能などに注目が集まり、再評価されて価格が上がる機会が増えています。
価値が見直されている機材
オールドレンズ
製造エピソードや希少性で高評価のものがあります。製造時期や流通本数によって価値が大きく変わることがあります。
フィルムコンパクトカメラ
若い世代に人気で相場が上昇傾向にあります。手軽に「エモい」写りが楽しめる点が支持されています。
古いコンパクトデジカメ
「エモい」写りで再評価が進んでいます。かつて値がつきにくかった機種に思わぬ価格がつくことも。
フィルム一眼レフ
デジタル機と比べて相場が下がりにくい傾向があります。長く価値を保ちやすい機材です。
専門店の査定で、大切にしていること
一点ずつ丁寧に状態を確認し、その機材の価値を見極めています。新宿はカメラ店が多い地域でもあるので、自社の基準だけでなく、近隣の相場も意識しながら査定します。外観だけでは分からない不具合を確認したうえで、キタムラのキャンペーン価格や近隣の相場も踏まえ、できるかぎりご納得いただける価格をご提示できるよう心がけています。査定額だけでなく、その理由や根拠を分かりやすくお伝えすることも、大切にしています。
よくある疑問
大切なカメラを手放す際は、ぜひ複数の会社の査定や説明を比較してみてください。査定額だけでなく、どのような理由でその金額になったのかも含めてご納得いただけることが大切だと思います。私たちも一つひとつ丁寧に確認し、安心してお任せいただける査定を心がけています。
※本記事の内容は2026年6月時点の情報です。最新の情報とは異なる場合があります。